英語多読(多聴多読)とは

Extensive Reading

英語を大量に聞きながら読むことで、
英語を英語のまま理解する「英語脳」を育て、
リーディング力とリスニング力を同時に向上させる
学習法です。

辞書を使って単語や文法を詳しく理解する「精読」とは異なり、「多読」は文章全体の流れを掴むトレーニングです。「多読」に「多聴」を組み合わせることで、発音がわからない単語につまずくことなく、音声が物語を先へと導いてくれます。また、音声に引っ張られて、自然とリスニング力と読書スピードが向上します。

英語多読をマスターするために
この三原則を意識しよう!

辞書なしでも読めるレベルの本から読み始めましょう。英語のまま理解できるレベルの本を大量にインプットしながら、少しずつレベルを上げて行くことで、長い文章やわからない単語が出てきても、そのまま読み続けられる読書体力がついていきます。

100%理解にこだわらなくて大丈夫です。7~9割理解していればOK。残りの部分はわかる部分から推測しましょう。推測力がつくことで語彙力が自然と伸びていきます。日本語の本を読むときも100%理解していないことが多いと思います。

「つまらない」と思う理由は様々です。レベルが合っていない、好みが合っていない、音声スピードが合っていない、など。合わないと思ったら次の本へテンポ良く進みましょう。量をたくさんインプットすることが大切です。

多聴多読で返り読みをせずに前から英語を理解していくことで速く読めるようになります。また、音声を少しずつ速めることで、音声に引っ張っぱられてどんどん速く読めるようになります。

英語を英語のまま理解しながら、音声と共に文字を読むことで、読み飛ばしがなくなり、正確に読めるようになります。

単語帳を使わずとも、洋書を通してネイティブが使う頻度の高い生きた英単語に大量に触れることで、自然と語彙力が身についていきます。

音声と文字を一緒にインプットしていくことで、リンキングなど英語特有の音声変化が自然と身につくため、理解できなかったPodcastやYouTubeを楽しめるようになります。

速く正確に読めるようになることで、文章の理解度があがり、必要な情報を取り出す力や、単語の意味を理解して推測する力がつきます。

大量の洋書を通して、英語圏の文化や歴史を知ることができます。これは、英語圏の人々の価値観を理解する助けとなるでしょう。

単語帳を使って英単語を覚えたり、テキストを使った文法学習が必要無く、洋書を通して楽しく英語力を伸ばせます。

易しいレベルの本から始めたり、挿絵の多い本を読んだりすることで、英文からイメージを膨らませられるようになり、複雑な文法を知らずとも内容を理解できるようになります。

大量に生きた英語に触れ続けることで、インプットが頭の中に定着し、それがアウトプットに繋がります。インプットされたときの状況や挿絵とセットで身につくため、インプットの体験がアウトプットに繋がるのです。

リスニング力がつき、グループで話しているときでも、話しの内容についていけるため、話題に取り残されることがありません。自信を持って発言できるようになります。

ただ単に洋書を読めば良い訳ではありません。
今のあなたに合ったレベルで楽しめる洋書を選ぶことが大切です。

こんなにたくさんのメリットがある英語多読ですが、
注意点もあります。

英語多読では、数百語程度の洋書を大量に読むことで英語力を効果的に伸ばしますが、一人でどの本を選ぶかを決め、調達するのは、時間的にも費用的にも大変です。

英和辞書を引きながら読んでしまうと日本語訳しながら読んでいることになり英語脳が育ちません。英英辞典も引きすぎると、英語の自然な流れの中での理解を止めてしまいます。

語学の習得には量が非常に大切であるのと同時に「とぎらせない」ことも大切です。英語環境を毎日少しでもいいので作り続けましょう。

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